このブログは嘘で出来ています。
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「必要とされてないことは分かってるわ」
「うん」
「旧式で、アイデンティティに欠けて」
「うん」
「上手いとは、言えないかもしれない。あの子達に比べれば」
「うん」
「でも、歌いたいのよ」
「……………」
「歌が好きなの。私の全てなの…。誰にも求められなくて良い。拍手はいらない。だから」
「………うん」
「………ごめんなさい、変な事言ったわね。さ、そろそろあの子達も帰ってくるわ。お茶の用意でもしようかしら」
「うん。分かってるよ、めーちゃん」
共有と慰め
(君のその思いを、涙を)
カイトとメイコ
+++
「兄上っ!今日のお帰りはお早いのですか!?」
「ああ。夕飯までには戻ろう」
「本当ですかっ!じゃあぐみは兄上のお好きなものをたっくさん作ってお待ちしてます!」
「そうか、それは楽しみだ。では、行ってくる。くれぐれも、戸締まりには気を付けるのだぞ」
「はいっ!」
「知らない人間が訪ねても、容易に扉を開けぬよう。それから、外出の際には火元に注意してから出るように。くれぐれも不審者には近付いてはいけない。もし何かあったら、私に連絡を入れなさい。」
「はいっ!しかと肝に命じます!」
「………では行ってくる。」
「行ってらっしゃいませっ、兄上!お帰りお待ちしております!」
加護するもの、加護されるもの
(彼女はどうしても掴み所が無く、つい杞憂ばかりが頭を過ぎる)
(今日の夕飯は兄上のお好きな揚げ茄子にしましょう!)
神威とめぐぽ
+++
「俺は、リンが好きだよ」
「…………」
「怒りっぽくて理不尽な我が儘ばっかり言って、その癖打たれ弱くて涙脆くて、愛されたがりで」
「………っ、ぅ」
「でも好き」
「……………」
「リンが好き。リンの声が好き。リンの歌が好き。本当はちゃんと分かってるのも、知っているから。リン以外いらない。リンがいれば、それでいい」
「……………」
「だから、泣かないで」
「………ぅ、るさ、い」
「ごめんね、大好きだよ、リン」
底無しの傾倒
(ああだめだ、またあまえてしまう)
リンとレン
+++
「かっかかか鏡音ぇっ!!?」
「あ、ども」
「なっ、おっ、っおま、なんっ、何でお前がこんな所にいるんだよ!!」
「……えーと、仕事で」
「別にそんなもんに興味ない!なんでアタシがお前の都合なんか知らなきゃいけないんだよ!」
「え、あ……すいません…」
「あ、アタシはただ、たまたま近くを通り掛かっただけだからなっ!別にアンタが仕事だからとか、そんなの全然関係ないんだから!」
「はぁ……。あの、俺もう行きます。相方待たせてるんで」
「………相方って…鏡音リン、か」
「ええ、まあ。じゃあ、失礼します」
「あ、うん………」
あいしてるなんて言えない
(変な人だな………)
(あ゛あ゛あ゛もう、アタシの馬鹿!!)
亜北と鏡音(弟)
+++
「ミク」
「あれ、ミクオ君だ。久しぶり」
「うん。久しぶり」
「どうしたの?最近家来ないね」
「うん。ちょっと、色々あって」
「そっかー…。あ、私これから仕事なの。もう行かなきゃ」
「………うん」
「ミクオ君?……なんか、いつもと違うね、どうかした?」
「……そう、かな」
「ああ、でも、私の思い違いかな。ごめんね。じゃあ、私行くから」
「うん。分かった…じゃあね、ミク」
「うん。ばいばい、ミクオ君」
手を伸ばしても、とどかないから
(君と私は住む次元が違うのだから、そこから先はばいばい)
(君の隣に在れない事を辛く思うくらいならいっそ目の届かない所まで逃げてしまえば楽になるのかな)
ミクとクオ
「うん」
「旧式で、アイデンティティに欠けて」
「うん」
「上手いとは、言えないかもしれない。あの子達に比べれば」
「うん」
「でも、歌いたいのよ」
「……………」
「歌が好きなの。私の全てなの…。誰にも求められなくて良い。拍手はいらない。だから」
「………うん」
「………ごめんなさい、変な事言ったわね。さ、そろそろあの子達も帰ってくるわ。お茶の用意でもしようかしら」
「うん。分かってるよ、めーちゃん」
共有と慰め
(君のその思いを、涙を)
カイトとメイコ
+++
「兄上っ!今日のお帰りはお早いのですか!?」
「ああ。夕飯までには戻ろう」
「本当ですかっ!じゃあぐみは兄上のお好きなものをたっくさん作ってお待ちしてます!」
「そうか、それは楽しみだ。では、行ってくる。くれぐれも、戸締まりには気を付けるのだぞ」
「はいっ!」
「知らない人間が訪ねても、容易に扉を開けぬよう。それから、外出の際には火元に注意してから出るように。くれぐれも不審者には近付いてはいけない。もし何かあったら、私に連絡を入れなさい。」
「はいっ!しかと肝に命じます!」
「………では行ってくる。」
「行ってらっしゃいませっ、兄上!お帰りお待ちしております!」
加護するもの、加護されるもの
(彼女はどうしても掴み所が無く、つい杞憂ばかりが頭を過ぎる)
(今日の夕飯は兄上のお好きな揚げ茄子にしましょう!)
神威とめぐぽ
+++
「俺は、リンが好きだよ」
「…………」
「怒りっぽくて理不尽な我が儘ばっかり言って、その癖打たれ弱くて涙脆くて、愛されたがりで」
「………っ、ぅ」
「でも好き」
「……………」
「リンが好き。リンの声が好き。リンの歌が好き。本当はちゃんと分かってるのも、知っているから。リン以外いらない。リンがいれば、それでいい」
「……………」
「だから、泣かないで」
「………ぅ、るさ、い」
「ごめんね、大好きだよ、リン」
底無しの傾倒
(ああだめだ、またあまえてしまう)
リンとレン
+++
「かっかかか鏡音ぇっ!!?」
「あ、ども」
「なっ、おっ、っおま、なんっ、何でお前がこんな所にいるんだよ!!」
「……えーと、仕事で」
「別にそんなもんに興味ない!なんでアタシがお前の都合なんか知らなきゃいけないんだよ!」
「え、あ……すいません…」
「あ、アタシはただ、たまたま近くを通り掛かっただけだからなっ!別にアンタが仕事だからとか、そんなの全然関係ないんだから!」
「はぁ……。あの、俺もう行きます。相方待たせてるんで」
「………相方って…鏡音リン、か」
「ええ、まあ。じゃあ、失礼します」
「あ、うん………」
あいしてるなんて言えない
(変な人だな………)
(あ゛あ゛あ゛もう、アタシの馬鹿!!)
亜北と鏡音(弟)
+++
「ミク」
「あれ、ミクオ君だ。久しぶり」
「うん。久しぶり」
「どうしたの?最近家来ないね」
「うん。ちょっと、色々あって」
「そっかー…。あ、私これから仕事なの。もう行かなきゃ」
「………うん」
「ミクオ君?……なんか、いつもと違うね、どうかした?」
「……そう、かな」
「ああ、でも、私の思い違いかな。ごめんね。じゃあ、私行くから」
「うん。分かった…じゃあね、ミク」
「うん。ばいばい、ミクオ君」
手を伸ばしても、とどかないから
(君と私は住む次元が違うのだから、そこから先はばいばい)
(君の隣に在れない事を辛く思うくらいならいっそ目の届かない所まで逃げてしまえば楽になるのかな)
ミクとクオ
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